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らびっと らびっと

らびっと らびっと

モックとプリンが来たとき

思ってみれば、あれはもう4年以上前の春。私は当時小学校4年生。
日付は、5月の4日。ゴールデンウィークの真っ只中でした。

その日、私は家族全員が乗る車に、ダンボール箱も入れて、
春日部のある人のところへ向かっていました。
その人の家は、ポニーやヤギなども含め、ウサギも沢山飼育していました。
その人を知って、モック、そしてプリンを我が家に迎えるきっかけに
なったのは、新聞でした。その人が「ウサギ譲ります」と、
広告を出していたからです。

そして、その人の家に着きました。早速、子ウサギを見せてもらいました。
母親ウサギと6匹のかわいい子ウサギが、一緒にご飯を食べていました。
その6匹の中から、1匹だけ、白と黒の組み合わせの子がいました。
他の5匹は、皆白と灰色の組み合わせ。私は1匹だけ模様の違うその子を、
「我が家の子にしたい」と思い、その子を譲り受けることにしました。
すると、そこのおじさんが白と黒の組み合わせの子をケージから出し、
「この子は男の子だね」と言いました。この子には、モックという名前が付きました。

するとそこのおじさんが、「もう1匹どう?」のようなことを言いました。
そして灰色と白の子の中から1匹を出し、「この子は女の子」と言って、
モックと一緒にダンボールに入りました。この子には、プリンという名前が付きました。

そして家に帰る間、ずーっとダンボールの中で大人しくしていました。
これが、我が家のモックとプリンとの出会いです。




今、ウサギの飼育に関する本を読むと、「ウサギ飼育の初心者は、
生後3ヶ月以上の体力的に丈夫になった子がベスト」「最初は1匹飼いで」
などが記載されています。しかし当時のことを振り返ってみると、
モックとプリンはラビットフードやニンジンこそ食べられるくらいには
なっていましたが、多くても生後1ヶ月と少しくらいしか
経ってなかったように思います。しかも、2匹飼っていましたし…(初心者なのに)


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